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当医院では新型コロナウィルス感染抑制対策の一つとして、院内壁面への『光触媒による抗ウイルス抗菌コーティング』施工を実施いたしました。
光触媒コーティングを施すことにより、消臭・防汚効果ならびに、抗菌・抗ウイルスといった効果を長期間に渡り持続させることが可能となります。

付着した有害物質を酸化分解して無害化

一般的な消毒や除菌は菌の繁殖を防ぐのに対し、光触媒は原因菌の根本を分解除去します。有機化合物やニオイのもと・雑菌・汚れなどを無害化していきます。
さらに、化学汚染物質や排気ガス、タバコの煙や微粒子などにも反応し、クリーンな衛生環境を保ちます。

室内光でも機能を発揮する、新しい光触媒

光触媒は強い酸化力と超親水性によって、有機物の汚れや有害物質を分解し汚れを雨で洗い流すことから、自浄効果のある外装用の塗料やテントなどに利用されています。身近な例としては、ドームスタジアムや屋内テニスコートなどの膜屋根への加工に応用されており、車のサイドミラーに“曇り防止”としても用いられています。
従来「光触媒」の技術は太陽光に含まれる高エネルギーの「紫外光」が必要なため、技術応用は屋外に止まっていましたが、2007年頃から光触媒の新たな利用方法や応用範囲の拡大を求めて、蛍光灯などの室内光でも機能を発揮する「新しい可視光応答型光触媒」の研究開発が行われました。その結果、紫外光よりもエネルギーが低い可視光でも、細菌やウイルスをわずか1時間程度で不活化できる「新しい光触媒」が誕生、実用化されています。
光触媒は一度塗布するだけでも機能を長期持続することが可能ですので、院内は常に清潔な空気が維持されます。

当院で実施した「可視光応答型光触媒（室内全体塗布）」の特性

⑴安全性

水ベースの液剤の為、特有の臭いや刺激がなく、引火性の心配もありません。
主成分は食品添加物や化粧品にも使用されており、科学的にも安全で、赤ちゃんが舐めても問題ありません。（GHS分類の試験でも人体に安全であるエビデンスがとれています）

⑵耐久性

有機溶剤等を使用しておらず、劣化の心配が無いことが特徴です。また表面をコーティングする施工のため、適切な条件化であれば、数年間に渡って効果が持続します。

⑶抗ウイルス・抗菌作用

太陽光や室内光が当たるだけで、光触媒面に付着したウイルスや菌の分解が可能です。光触媒による酸化分解には対象の選択性がないため、ウイルスの種類にかかわらず効果を発揮することが期待できます。同様に施工面は抗菌作用がある為、O-157や黄色ブドウ球菌の病原菌に対して、二次感染抑制に役立ちます。

当医院では、今後も皆様に安心してご来院・ご利用いただけますよう、スタッフ一同努めて参ります。

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